石巻復興計画素案に関して
震災復興基本計画の作成に当たりそのご努力を関係者に深く敬意を表します。 災害公営住宅の整備に関して…家を流失した世帯が膨大な数になることを踏まえ、基本的には被災地に戻すことを第一義に考える必要がある。例えば南浜町の土地を買い上げるのではなく拠出してもらい公園整備と共に高層分譲住宅を建て代替として与えてはどうか?公営住宅は市の財政にかなりの負担がかかる。分譲することにより固定資産等税収につながる。被災住民も被災前の1丁目1番地に戻りたいのではなく安全が担保された地域に戻りたいと思っているはず。仮設住宅建設の二の舞になってはならない。地域優良型賃貸住宅に関しては街中の賑わい、コンパクトシティの観点からも強力な指導の下進めて欲しい。 中心市街地商店街の復旧・復興に関して…課題と方向性はその通りまさしく異議なし。方法論に関して状況把握・基礎調査も必要だけれども、何より重要なのは「ゴーサイン」である。とりあえず、いつでも壊せる覚悟で商売をやれでは本気になって改築なんて出来ない。安心して店造り、商いが出来るように「とにかくはじめろ」と号令をかけて欲しい。倒れたままの人間が新しい街造りなんて不可能。「この機会に街づくり」はナンセンス。震災で倒れた人間に倒れたまま新しい街づくりを考えろでは残酷すぎる。背中を踏みつけながら「頑張れ」では起き上がれない。蛇田もバイパスもとっくにスタートしているのに、力量の劣るランナー(中央商店街)が「待て」のハンディを附けられる。勝負にならない。まさしくいかさまバクチである。行政がいかさまバクチの胴元にならないことを願う。 |